重曹洗顔・パックはシミやニキビ毛穴に効果ある?危険性ややり方を解説!

重曹は自然由来の成分で、体にもやさしく安全に使用できます。

さらに、料理や掃除に役立つアイテムとして、今とても人気がありますよね。

この重曹を使ったスキンケアが、今注目されているのをご存じですか?

それが「重曹洗顔」と「重曹パック」です。

この重曹を使った洗顔とパックによって、シミやニキビ、毛穴汚れに効果が期待できると言われているのです。

でも、重曹を使った洗顔やパックなんて、本当に効果があるのでしょうか?

危険性はないのでしょうか?

そこで今回は、重曹洗顔とパックの効果やそのやり方、さらに注意すべき点などについて、くわしくご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてくださいね!

重曹とは

重曹とは、弱アルカリ性の物質であり、別名「炭酸水素ナトリウム」といいます。

「ふくらし粉」とも呼ばれ、パンやお菓子をふっくらと仕上げるときにも使われます。

さらに熱を加えると、炭酸ガス(二酸化炭素)を発生します。

また、重曹はアルカリ性なので、酸性の汚れを落とすことに効果を発揮します。

よって、掃除洗剤としてもよく用いられています。

また、衣類を柔らかくする効果もあるので、柔軟剤の代わりに使用することもできます。

さらに消臭効果もあります。

価格も安く、スーパーやドラッグストア、100均などで気軽に購入できる便利なアイテムなのです。

重曹洗顔・パックの効果とは?

日常のさまざまなシーンで活躍する重曹ですが、この重曹を使った洗顔とパックが今、注目されています。一体どのような効果なのでしょうか?

いちご鼻やニキビの解消

重曹は、一般的なスクラブ洗顔料より粒子が細く、肌の毛穴の汚れに入りやすいと言われています。

そのため、しっかり毛穴の汚れを取り除くので、いちご鼻などの毛穴の黒ずみやニキビの解消に効果があると言われています。

ピーリング効果

ターンオーバーが乱れにより、肌にたまってしまった古い角質

この古い角質は、シミやくすみの原因になります。

重曹はその細かい粒子により研磨効果が高く、鍋の焦げつきやこびりつきを落とすときにも使われるほどです。

この研磨効果を利用して、古く固くなった角質をピーリングする効果が期待されているのです。

古い角質が取れることで、ターンオーバーが促進され、肌のシミやくすみがだんだんと薄くなり、美白効果も期待できると言われています。

重曹でスキンケアをすることで、ゆで卵のようなツルツルの肌を手に入れることができるかもしれません。

重曹洗顔・重曹パックの正しいやり方

それでは、重曹洗顔と重曹パックはどのようにやればいいのでしょうか?

正しいやり方を説明しましょう。

【重曹洗顔のやり方】

(用意するもの)重曹、洗顔料

 

1.洗顔料を泡立てる

2.泡立てた洗顔料に、重曹をひとつまみ程度加える

3.泡を肌にのせ、やさしく洗う

4.水がぬるま湯ですすぐ

MEMO

肌を刺激しないように、気になる部分をクルクルと円を描くように洗いましょう。

洗顔料は純石けんを使うと、さらに肌への刺激が少なくなります。

【重曹パックのやり方】

(用意するもの)重曹、水

 

1.重曹と水を1:1の割合で混ぜ、ペースト状にする

2.鼻の毛穴など、気になる部分にペースト状の重曹をパックする

3.10分程度放置して洗い流す

MEMO

人によっては、肌の色がワントーン明るくほどの効果あると言われています。

肌にのせて落ちない程度の粘度にするのがポイントです。

「重曹&クエン酸パック」も効果的!

重曹パックだけでも肌にとって高い効果が期待できますが、重曹パックにクエン酸を混ぜた、「重曹&クエン酸パック」も効果的です。

クエン酸とは、酢やレモンなどの柑橘類に含まれる酸味成分の一種で、その名の通り、酸性の性質を持つ物質です。

重曹とこのクエン酸を混ぜると、二酸化炭素が発生します。いわゆる「炭酸」ですね。

この炭酸には、血行を促進させる効果があると言われています。

炭酸が肌に浸透し、毛細血管へと入り込むと、血管の二酸化炭素の濃度が上昇します。

そうなると、血管内が酸素の量が少ない状態になり、体はより多くのの酸素を体内にとりこもうとします。

酸素は血液によって運ばれます。よって、血管を広げることで、多くの血液を送り込み、大量の酸素を運ぼうとすることで、血行が促進されるのです。

重曹クエン酸パックをすることで、肌の血行が促進され、肌の透明感が増します。

さらに肌色が明るくなったり、乾燥肌が改善したり、ふっくらモチモチ肌になったり…と多くの効果が期待できると言われています。

メリットがいっぱいの重曹クエン酸パックのやり方をさっそくご紹介しましょう。

【重曹クエン酸パックのやり方】

(用意するもの)

重曹10g、クエン酸5g、グリセリン10g、キサンタンガム2g、精製水40mL

 

1.グリセリンにキサンタンガムを加えて混ぜる

2.精製水を加えて混ぜる

3.重曹を入れて混ぜる

4.冷蔵庫で一晩寝かせる

5.クエン酸を加える

6.顔にパックして、15~20分くらい放置する

7.水かぬるま湯で洗い流す

MEMO

重曹クエン酸パックは、時間が経つにつれて炭酸が抜けてしまうため、素早く行うのがコツです!

やり方を間違えると危険性が!重曹洗顔・パックの使用上の注意点

重曹洗顔やパックの効果はとても期待できそうですね。

しかし、いくら重曹が自然由来の天然素材だからといって、何をやっても安全というわけではありません。

正しい使い方をしなければ、逆に肌に負担をかけてしまうことになるのです。

そこで、重曹洗顔・パックの使用上の注意点についてご紹介します。

「工業用」「掃除用」重曹の使用はNG!

重曹には、「薬用・食用・工業用・掃除用」などがありますが、絶対に工業用や掃除用の重曹を洗顔やパックに使わないように気を付けましょう。

食用もしくは薬用は、口に入っても安全ですが、工業用、掃除用は、粒子が粗く純度も低いため、肌を傷つけ、炎症など肌トラブルを起こしてしまう可能性があります。

連日使用しない

重曹にはピーリング効果がありますが、それは肌を研磨している状態なので、連日使用すると肌を傷める可能性があります。

やりすぎはかえって逆効果であり、肌が乾燥しやすくなったり、ニキビの原因となってしまいます。

重曹洗顔や重曹パックは「スペシャルケア」として、2週間に1回程度行うことをおすすめします。

肌トラブルが発症したらすぐに中止する

重曹を使った洗顔やパックは、肌に効果的な反面、もともとスキンケア用品ではないため、人によっては肌トラブルを起こしやすくなります。

もし、トラブルが発症したらすぐに使用を中止して、医師の診察を受けましょう

まとめ

今回は、重曹洗顔や重曹パックについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

重曹は、料理や洗濯、掃除など日常的に使用される便利なアイテムです。

天然素材なため、安心して使えるだけでなく、値段もリーズナブルで多くの人に使用されています。

この重曹を使った重曹洗顔や重曹パックは、毛穴の黒ずみやニキビの解消、さらにはシミやくすみをとり、美白効果も期待できる、万能スキンケアアイテムです。

しかし、使い方を間違えると、かえって肌トラブルの原因になる可能性があるので、注意が必要です。

月に数回のスペシャルスキンケアとして利用しましょう。

肌がかゆくなったり、炎症を起こしたりすることがあったら、すぐに使用を中止しましょう。

正しい使い方で、重曹洗顔、重曹パックを取り入れて、一歩でも美しい肌に近づきましょう!

 

追伸



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